口寄せ・浄霊(鎮魂)
口寄せ巫女による口寄せ
口寄せとは、青森県のイタコが良く知られているように、
神靈、生き霊、故人の霊などの霊体を口寄せ巫女の体に乗り移らせて、その言葉を語らせる降霊術の一種です。
丁寧にカウンセリングを行った後、お客様の訴えや目的に応じて下記の口寄せを行います。
神口(かみくち)・・・神霊や守護霊の霊体を降霊させて、言葉をお伝えします。
仏口(ほとけくち)・・・故人の御霊を降ろし、言葉をお伝えします。
生口(いきくち)・・・生きている方の霊体を呼び寄せ、言葉をお伝えします。
死口(しにくち)・・・未成仏霊を呼び寄せてその霊の訴えを理解したのち、必要に応じて浄霊(鎮魂)を行います。
・神口(かみくち)については、神霊や守護霊の神託を得ることになりますので、ご相談者様の人生における重要な決断の時に行います。(神託は、巫女体質の守護神に限らせていただきます。)
・仏口、死口については、ご相談者様の意志というよりも、故人様の方がどうしても気持ちを伝えたい時に、口寄せ巫女の元に導いてくる、というケースが多いです。
ですが、ご相談者様はその自覚がないことが多いです。
その代わりに
「1人でいるときに強い恐怖を感じていてもたってもいられなくなる」
「どうしても故人のことが忘れられない、自分も亡くなった人の元に早く行きたい」
「なぜだかわからないけれど、亡くなったAさんのことが気になって頭から離れない(数カ月や数年の間等)」
などの強い感情を感じることがあります。
その解決策を探していくうちに、口寄せ巫女の元へと導かれるのです。
このような場合は、故人様が自分に合う口寄せ巫女を依巫(よりまし)として選んでいるため、ご相談者様も故人様にもご納得いただける会話が成立しやすいです。
・生口(いきくち)は、生霊の影響を感じている方、どうしても話し合いが成立しないような家族関係、対人関係の問題を解決する際に行います。
除霊・浄霊(鎮魂)
・除霊は、霊障を改善する際に行います。未浄化、未成仏な存在は、ご相談者様と深い因縁がある場合と、そうでない場合がございます。
深い因縁がある場合は、除霊の前に、その霊との間にあった出来事をカウンセリングによって紐解いていく必要がございます。その後、浄霊へと進みます。
深い因縁によるものではない場合は、除霊によって、未浄化、未成仏な存在に本来あるべき場所にお戻りいただきます。
その後、ご相談者様がなぜ未成仏な存在を引き寄せてしまったのか、その原因に向き合っていき、霊障を引き寄せない体質へと改善していきます。
(霊症改善のためには、除霊そのものよりもその後のプロセスの方がとても大切です。)
・浄霊(鎮魂)は、亡くなった方の魂を鎮めるために、口寄せを通じて故人様との対話を行ったり、鎮魂の儀式を行ったりして成仏できるよう導きます。
故人様の魂を鎮めるために最も大切なことは、故人様に対して深い敬意と愛情を持って接することです。
特に、ご家族やご先祖様の浄霊(鎮魂)にあたっては、ご相談者様自身が、故人様に対して深い敬意と愛情の気持ちを自然に持てるようになることが大切です。その時がくるまでお支えするのが私たちの役割でもあります。